

楽譜も楽器も後回し。
まずはかんじることから始める講座です。
ここでは、クレヨンや色鉛筆は
音楽を伝えあう必須のツール。
ほんのささやかな動きの差異が
音のエッセンスを捉え、
ききかたを左右します。
描かれる動線は
これまで無意識だった音楽の場所に
光を当ててくれます。
クレヨンを動かして、
きく・みる・ふれる・うごく
の感覚を育みながら
音楽の要素をとらえ、結び、
あなたの内と外の音楽の
通路を開通させていきます。
(*講座はグループでも個人レッスンでも受けられます。)
楽譜も楽器も後回し。
まずはかんじることから始める講座です。
ここでは、クレヨンや色鉛筆は
音楽を伝えあう必須のツール。
ほんのささやかな動きの差異が
音のエッセンスを捉え、
ききかたを左右します。
描かれる動線は
これまで無意識だった音楽の場所に
光を当ててくれます。
クレヨンを動かして、
きく・みる・ふれる・うごく
の感覚を育みながら
音楽の要素をとらえ、結び、
あなたの内と外の音楽の
通路を開通させていきます。
(*講座はグループでも個人レッスンでも受けられます。)
どんな方法でどんなことをしているのか
幾つかの例をご紹介します。
スケッチブック
色鉛筆・クレヨン
ものさし・方眼紙
マスキング・テープ
生ピアノ
きれいに描くことが目的ではないので、気楽に始められるよう、ウォーミングアップ。きくことと描くことを徐々に連動させて行きます。クレヨンの先に自分がいるような気持ちで描きます。
ピアノの単音で描く音世界。シンプルですがそこにはすでに、豊かな音情報が溢れています。
拍(ビート)は点ではありません!
手で打つだけでは見えてこない
点から点までの
時間的プロセスを描き出し、
体験に結びつけます。
これによって苦手な
リズムが生き生きとしてきます。
音の高低の感覚を
描き出していくことで、
曖昧だったイメージを
明確に育てていくことができます。
そこを起点として、
音の上がり下がりがどんなふうに
メロディの中で生きてくるかを
体験しながら、
音楽空間の表象を自分の中に構築し
外の音との整合性をつけていきます。
楽曲の全体の流れやグルーブ、構成に対する実感を育てます。
細かい音に囚われ、つい全体の流れを見失いがちですが、楽曲全体が持っている
エネルギーの方向性、リズムやメロディと全体の関係性などをこの方法で体験することができます。
また、いま実際に取り組んでいる楽曲の解析とあなたの体験を結び付けられるような方法を模索します。これは個人レッスンで行います。
まだ発達段階の途上の子供や、
学び方に癖のあるタイプの方、
今更音楽は・・と思って
諦めている熟年の方へのアプローチは、
よりその人その人の体験に寄り添うことが必要です。
ペースを整えながら、一緒に学びましょう。
あなたが音や音楽とどんなふうに出会っていくのか、なにを感じ、音楽でどんな体験をしているのか。あなたにとってそれは一番大切なことではないかとおもいます。そのために大切なのは、人の内と外を結ぶ感覚。けれど、往々にして、教育現場では、いえ、自分自身でさえも、そこを飛ばして、すでに完成された音楽をそのまま人に当てはめて組み立てようとします。
それは、私達がこれまで受けてきた音楽教育が、「0から1」の土台をとばして、1からの教育だったからかもしれません。
「0から1」は音楽にとっては大切な質感であり、 個人にとっては実感です。
それがない、というのは 樹木で例えれば、土から上の部分だけを見ているようなものです。
でも、樹木の根っこがあることも、枝や葉と同じように大切なことなのです。
例えば、拍子を手で打つ、という練習をして
本当に拍子感が身につくでしょうか?この練習では、音と音の間を私たちは見失ってしまっているのです。
音楽の本当の質感と体験のリアルは、音と音の間にあるのです。
utena method の「音楽を描く」が目指しているのは、 一人ひとりの体験や実感から始める音楽学習方法です。
まだまだ研究は模索段階ではありますが、音楽は1人1人の中で育っていくものであり、その実りは、その人の中に芽生えるものであるのかもしれません。
この少し変わった音楽の学びに興味を持っていただければ幸いです。
そして、頭で思い描くだけでなく、実際に講座を受けていただけるのなら、感覚の扉がそっとひらき始めるでしょう。
お会い出来るのを楽しみにお待ちしています。
・・・最後までお読みいただいてありがとうございました。
utena music field 谷中美香