こんな問いを持つ人に
- 経験が浅く、どう学んでよいか迷っている・楽譜アレルギーがある。
- 自分らしい演奏というのがわからない、演奏がつまらないと言われる。
- 専門の知識を身に着けたけれど、音楽の実感がない。
- 生徒に、技術ではなく音楽を教えたいのだけれど、その方法がわからない。
- 音痴・リズム音痴なのだけれど諦めたくない。
- 音楽の中にある、聴覚と視覚や触覚との関係に興味がある
描きながら発見していく音楽との新しい出会い
- 感覚と体験の重視
- 音楽の誕生プロセスの追体験
- 聴覚の中の視覚・視覚の中の聴覚への気づき
- 捉え方の癖の気付き
きっかけは・・・
子どもたちに音楽を伝えるために
描いて見せたのがきっかけ
「描いてみる〜」
「やってみたーい」
けれど、 予想をはるかにこえ、 その理解の速さ深さと
演奏の変化に驚いたのは私の方でした。
ここからutena drawing は始まりました。
utena drawing を使って
どんな方法でどんなことをしているのか
いくつかの例をご紹介します。

使うもの
スケッチブック
色鉛筆・クレヨン
ものさし・方眼紙
生ピアノ
きくことと描くこと
きれいに描くことが目的ではないので、気楽にはじめられるよう、ウォーミングアップ。きくことと描くことを徐々に連動させていきます。クレヨンの先に自分がいるような気持ちで描きます。
ピアノの単音でえがく音世界。シンプルですが、そこにはすでに豊かな音情報が溢れています。

拍や拍子・リズムを整える
拍・拍子(ビート)は点ではありません!
手で打つだけでは見えてこない
点から点までの時間的プロセスを描き出し、これによって、苦手なリズムが生き生きとしてきます。

音程感・スケール・メロディ・ハーモニー
音の高低の感覚を
描き出すことで、曖昧だったイメージを明確に育てていくことができます。

楽曲・演奏にアプローチ
楽曲全体の流れやグルーブ・構成に対する実感を育てます。
細かい音に囚われ、つい全体の流れを見失いがちですが、楽曲全体がもっている、エネルギーの方向性、リズムやメロディと全体の関係性などをこの方法で体験することができます。


子ども・発達障害・塾年齢の方に
まだ発達段階の途上の子どもや
学び方に癖のあるタイプの方、
今更音楽は・・・とおもって諦めている塾年齢の方へのアプローチは、
より、その人その人の体験に寄り添うことが必要です。
ペースを整えながら、一緒に学びましょう。
体験してみた人の声
○CDをきいていて、いままで聞こえていなかった音に気がつくようになりました。
○ やっていると自然に笑顔になっていました。
○今まで演奏しづらかったフレーズがなめらかになり、演奏に反映しました。
とてもシンプルなんだけど、大切なことを思い出しました。
ドローイングで学ぶ音楽
などなど、ていねいに見ていくと
驚くほどたくさんの発見があります。
そして、描いた後にこの旋律を吹くと
明らかに、パッとこのメロディを吹いた時より
スッキリと音楽に忠実に吹けます
「それは間違い!」とは言われないので、自信を持って自分の好きなように描いてもいい、というのは私には大きな安心感がありました。
よくある質問
もちろんです!今までと違う音楽とのふれあい方ができ、ききかたも広がると思います。
私自身の経験ですが、音楽大学では、「実感と音楽とをつなぐ」ということを教えてくれる授業はありませんでした。大学で学んだことを体験的に結んでいくツールとして、有効に活用できます。また自分と音楽とのつながりを問い直すよい機会ともなるでしょう。
音楽を描く’ワークは、聴き方を広げるものですから、ジャンルは問いません。
これまでに受けていただいた方の楽器は マリンバ・フルート・ハープ・ドラム・縦笛・声楽・ピアノ・クラリネット・サックス・ギター・エレキギターなど。フィールドとしては、クラシック・ロック・ボサノヴァ。また、お仕事として、アレキサンダーテクニーク・歌唱療法・音楽療法・オイリュトミスト・福祉施設での勤務・看護関係者など。
お役に立てると思います。ただ、まずは、あなた自身のことして、学んでください。その体験の上で初めてリアリティが生まれます。頭でわかっているだけで正解を生徒に押し付けては、本末転倒になります。
大人向けのワークショップは9歳以上でお願いします。
子ども向けのワークは別の技術も必要となり、別枠となっています。
ゼロ地点
私達がこれまで受けてきた音楽教育は、「0から1」の土台をとばして、1からだったのかもしれません。それは樹木で例えれば、土から上の部分だけをみているようなものです。
でも、樹木の根っこがあることも、枝や葉と同じように大切なことなのです。
例えば、拍子を手で打つ、という練習をして本当に拍子感が身につくでしょうか?この練習では、音と音のあいだを私達は見失ってしまっているのです。
「0から1」は音楽にとっては大切な質感であり、個人にとっては実感です。
音楽を描く’では、そこを掘り下げます。
先へ先へと急ぐのではなく、みなもとへとさかのぼって、音楽と”私”のあいだをみつめていくことができるツールです。そして、これを必要とする人のところへ届けることがutena music field の役目と考えています。
もし、興味をもたれたら、そっと扉から覗いてみてください。そして、その扉を開けてみてください。いつか、お会いできる日を楽しみにお待ちしています。
長文お付き合いありがとうございました。
utena music field 谷中みか
興味が湧いてきた方に・・・
音楽を描く(utena drawing )の記事をまとめています。
ワークショップや、個人ワークの案内、
理論・更に参加者の感想・utena music field での取り組みなど。
自宅で体験できるワークショップ記事もあります。