25の練習曲集op100-1
素直な心・アナリーゼ

すなおってなんだろう?どうやって良いのかな・・

このブルグミュラー作曲25の練習曲集(Burgmüller 25Leichte Etüden op.100)は 、当時の流行に習って、子どもがイメージしやすいような題がついています。これをキャラクターピースといいます。
この、「楽曲とイメージがつながっている」から、ブルグミュラーは楽しいし、その意義もあると思います。
”せきれい”はピチピチ小回りのきく鳥さん、
”子どもの集会”はワイワイ言ったり、みんなで声を揃えたりする様子、
”別れ”は悲しいという感情と短調のメロディ・ハーモニーの連動。

でも、この1曲目の「すなおな心( La candeur)」で、私は毎度つまずくのです。
すなおって、何?
どうやって子どもに説明するの?って。

練習曲としてのスタート

冒頭、ずっと8分音符が続くメロディ。
5指をくまなく使って親指の旋回もメロディを分断させないように弾く。
それを滑らかに演奏する、という命題がありそうです。
この曲、いろいろドローイングで模索していて、
あまり悩みすぎると、どうもメロディがつかめない。

始めの4小節までと5〜8小節までは対になっているけれども、切れ間がない。
切れ間がないって、わりと体感的に難しいんだけど、たぶんそういうことではなくて、指のためのエチュード的意味合いで途切れないメロディを作っているような気がします。

メロディの意味合いや感情に訴えると、この曲はちょっと無理があるかも、なので、5指を丁寧に動かして、流れを作っていく方を考えよう。

ブルグミュラーさん、ほんとに先生だったんだなあ、と思うのは、メロディの最初の方4の指をあまり使わない、途中からでてくるんですよね。わかる。
そういう配慮があると思います。

そういう観点で、utena drawingをやってみたのが、最初の画像です。
これは後に書きます。

「すなおな心」の楽曲分析

冒頭8小節で一つの右手メロディ。
左のコードはC−F−C−G−C−D7−G
シンプル(すなお・・)なひびき。
C durで始まって、Gの半終止
(属調でくくる。これは、まだ続くよ、の合図)
繰り返し。Cdur-G

9小節目から左が右の冒頭のモティーフを反行する形で真似てきて、
二声に。
G7−C−G7−Cからの
Am7-5 Adim C少し短調の気分、今までのゆるい感じから少し緊張モードになって、メロディは揺れてCに収まる。
ここで、終止のC
でも続く、繰り返し、

繰り返して、今度は終止のCを通り越して 後奏
C−Fm−C−Fm−C
最終のCここで半終止のGの回収。

基本に忠実に、という感じ。

こんなときのutena drawing

この曲はスラーで8分音符をつないでいく曲だとおもうのですが、
これがうまくつかめない、という場合を想定して、動線を描いてみました。

8分音符が丁寧にきこえつつ、流れよく心地よく感覚の中に入っていくようなのだと、演奏したときにうまく連動できそうです。
描きながら気がついた、この曲は上行していく感じより、下行の感じが有勢。
流れにみをまかせる、みたいな、
そういうすなおという解釈はありかな、などと。

utena drawingについては こちらを御覧ください。