Burgmüller/op100-2.L’arabesque

弾いてみました。

弾いたら1分足らずでした。
生徒にこの速さを要求したら、周りが見えないきっつきつの演奏になりがり地なので、もっとゆっくりのテンポで弾いてもらいます。

でも、今回は生きの良さを強調してこんな感じで・・・

アラベスクのutena式楽曲解析

アラベスクのモティーフはトルコ行進曲にそっくり!

子どもがなぜか大好きな”タラリラリン!”のモティーフ。中毒性あり。
そういえばこのモティーフ。
なんとなく、モーツアルトのトルコ行進曲(Mozart K331-3)に似てませんか?

よく観察してみると、どうもモティーフだけではなさそう。
拍子も同じ4分の2拍子。調も同じAm.
モティーフは巻きが逆だし、拍の頭が来る場所も違うんだけれども、このモティーフを4っつで駆け上がっていく感じや次にくるメロディは平行調のCで繰り返しするドライブ感。
そして、トルコ行進曲、も、アラベスク (アラビア模様のこと)も、同じ異国のイメージ。トルコ風、というのは、モーツアルトの時代に流行していたのだそう。

ブルグミュラーがトルコ行進曲を意識して作った可能性はありそうですねー。最初のモティーフをひっくり返してつくったらこうなった、くらい似てる気がします。
メロディの下にはleggiero(レジェロ・軽やかに)と書いてあります。でも、トルコ行進曲よりは、若干骨太になってしまうかも。拍の頭にモティーフの頭も揃っているので、リズムも作りやすい。初心者へのサービス精神と、配慮でしょうか。

後半には、Asus4 -Amのコードが出てきて、ここには dolce(ドルチェ・かわいく)という指定がありますが、これ、ここのsus4の響をきこうとしたら、自然、すこし華奢になります。こんなとこも、もしかしたら、すこしモーツアルト意識してるかも。

楽曲構成

最初2小節の前奏のあとは4小節単位×2でワンセットで進んでいきます。

前奏のあと、
最初の8小節、4小節の「問い」と次の4小節の「応答」Am-C リピートしてメロディは2番カッコでオクターブに跳躍これは次のメロディを予感させる。

中間の8小節では右手にあたらしい付点のメロディ。
左が最初のモティーフを繰り返し、伴奏として。これは4小節ではとどまらず、6小節目までつっこんでいってる、緊張感があります。
メロディは真ん中でラーラの1オクターブの跳躍。少し対位法的な動きが2小節あって、もとのメロディへ。ただしAmのまま。そして繰り返して2番カッコでもう一度このモティーフで駆け上がって、落下、一瞬でまた跳躍して終止。


utena drawingで掴む

モティーフ

モティーフはくるりっとなめらかに弾きたいとことですが、なかなかそうはいかないこともあります。それは、テクニックの問題だけではなくて、イメージがつかない、ということがある、そんなときは、こうやって動線で描いてみる、と、すんなり弾けちゃったりすることもありますよ。ちょっと描いてみるだけでも体験とともに演奏が変わることがあります。

この動線には更に、全体の流れを掴む、という目的もありますが、細かな流れを掴む必要がありますので、それはぜひ、講座に来て、やってみて、尋ねてみて確かめてみてください。こうした方法は、この曲だけの学習にならないで、広く音楽を楽しむ体感のベースになってくれます。

更に別のアプローチも

ざくっとおおらかに掴むのには、8小節単位。前半の勢いのいい感じと、後半のそれを回収してくる感じ。