コンソレーションのこと

弾いてみました。

コンソレーションの楽曲解析

メロディを書き出してみました。
この曲はこのメロディが少し変化しながら繰り返す、シンプルな歌のような曲です。

構成は、俯瞰してみて、こんなかんじ
ハ長調(C Dur /Cメジャー) 4分の4拍子 (4分音符が一拍の4拍子)

1. 前奏
2. フレーズ1
3. フレーズ1’
4. 2・3を繰り返し
5. フレーズ2
6. フレーズ2’
7. 5・6を繰り返して
8. つづいて後奏


もう少し詳しく眺めてみると・・


1. 前奏
2. フレーズ1 (一拍目休符から、上向きにはじまる)
3. フレーズ1’ (後半 e moll /Em ) の気分に。
4. 2・3を繰り返し (忠実におなじ)
5. フレーズ2 (一拍目からメロディ・左で6度下の副旋律 は途中で違う音でメロディに絡んでくる)
6. フレーズ2’ ( 後半早いTDTの移り変わりがあって、主音のCに落ち着く)
7. 5・6を繰り返して、後半・・・・
8. 7を引き継いで後奏 フレーズの後半をなみのようにくりかえしながら一オクターブ上に駆け上って 主音で余韻を残しつつおわり。


*前奏のトリルっぽい上の音は、全体にドットが入るような ソ の連打になっていくが、ドットではなくて波。
*3のフレーズ1’は3小節目の 7度上行があり、すぐ左の減4度上行がつづく。 7度も 減4度も 切ない響だけれども、ここは、 lusingand (甘く)という指示に従って、切ない、というより、やわらかで共感、にちかい音にしたいところ、このB7 は ドミナントの響になって、そのままEmに。
そしてまた Cメジャーにもどるあどけなさがかわいいなあ。ほどける、というかんじ・・?

コンソレーションを utena drawingで紐解く

この曲はよく、「ふくらむ・縮む」の体感を掴むのに使います。
メロディ部分だけの体験です。

2小節単位でマルを描きますが、上に向かうときは膨らむ要素が大きく、下に向かうときは縮む収束に向かう要素が勝ってきます。フレーズ1では、前半大きな丸、後半小さなマル、フレーズ2では逆にとったほうが、うまくいきますね。なぜでしょう?それをじっくり 考えたりするのが楽しいです。

コンソレーションのテクニック


難しいのがソの連打になりますが、「ソを小さく弾いてね」なんて最初っから指示するのなんてつまらない。
まずはメロディラインをよく理解すること。そして、ここちよく流れること、ハーモニーの移り変わりも味わいつつ。
そして、それをよく聞いて弾いてみて、というと、生徒はソの弾き方に注意が必要だということに気がつく。メロディに意識をしっかり持っていくことで、伏線としてのソの連打は自然力が抜けてきます。
このソがどこで生まれたかというと、もう前奏のトリルっぽいところから始まってる。なんだろうね、この波。そしてこの波は後奏に揺れて、上行して消えていく・・・

メロディになる部分を深く響かせながら、すぐあとに親指でソを入れる、そうしながら次のメロディの音を弾く。テクニックは聞き方を修練することも大事。もしそんなことはできない、と思っている人も、きっと大丈夫。
最初っからうまくいく人なんてそんなにいません。でも、4分音符とあいだの八分音符の2つの流れに分けてきく、きこえたいように、弾く、ということを、そうとうなスローモーションでやってみてください。