(Johann Pachelbel作曲 sarabande)
パッヘルベルのカノン、で有名なバロック時代の作曲家、ヨハン・パッヘルベルの書いたサラバンドという曲をdrawingで紐解いたもののまとめ。仕立てが良いので、よく使う。
小さな可愛い曲だけれども、何度やってもあきがこないし、扱うたびに少しづつ色をかえてくれる、嬉しい曲。
仕立てが良い、というのは、リズムの相や音高の繊細な重なりがあるということ。

講座では、「楽しく音楽に触れる」というテーマのときもあれば、楽曲を理解する一助として描くときもあるし、演奏につなげるための細やかなアプローチを模索する、というときもある。
自分自身で楽曲理解や演奏を前提にして描くときには結構追い詰めつつやってくときもある。
なので、これでこの曲のあるべき演奏法を求める、というような質のものではなくて、いろんな人といろんなアプローチをしてきたものの記録。

サラバンドのリズム構造

メロディのオスティナートリズムを楽しんで

サラバンド・右手のオスティナートリズム

右のメロディのリズムの繰り返し。
冒頭からこのリズム、フレーズの最後でこのリズムは変化するけれども、drawingでは最後まで繰り返すことで、流れを自分のなかに呼び込む。
最初描けなかった人も描けるようになるとリズムを客観的に捉えられるようになる。


左手の2つの音

左のリズムは2つの流れが重なっている。ここでは初心者向けということもあり、これを一つの流れとして心地よく捉える練習として使った。


アタックにタイミングを合わせるためには、自分の中にもそのアタックする感覚が必要。リズム感がないと感じている人の多くはこのアタックの内的体験が足りていないので、その練習。

左右のリズムの交差



これは一人で時間差で描くだけでなく、アンサンブルとして二人で右と左を同時に描くということもする。やっている人よりも、それを見ている人のほうが、よく観察できるので良いかも。
右と左のリズムは収縮と拡張のタイミングのずれがあり、それが生きものの呼吸のようでもある。これは、出来上がった絵を見てても体験にならないんで、ああそうか、なるほど、で終わってしまうけれど実際に描いている現場でみると、その生な感じがよく伝わる。


ここまでは、サラバンドのゆるくも安定したリズムオスティナートを捉えることによって、柔軟な拍感や、一定のテンポを内的に作っていく練習など。

これから、メロディへのアプローチ・・は次の記事へ・・・