音の始まり

Tさんの個人レッスン、今回は、音の鳴り始めにこだわってみた。

いつものワークでは、音のしっぽに気をつけるようにと言う事は

口が酸っぱくなるくらい繰り返して言ってきてるし、

そのためのワークも何度も繰り返してやってきている。

でも、私が片手落ちだったなぁと今更気がついたのは、

音の始まりのための時間をとったことがなかったこと。

でもそこには理由もあって

これまでは、むしろ音の始まりと言うのは、

あまりにもみんながあたりまえにききすぎていて、

もしか手放した方が良いくらいの感じだった。

でも考えてみたら、

音の始まりから音が鳴り終わるまでがその音の一生なわけで、

だったら

音がやってきてから帰って行くまでのそれを味わい尽くす、

ということがやってみたくなった。

ピアノの蓋を取っ払って、中身を見たり

アフタータッチに実際に触れたりしながら、

物理的に音がなるシステムも理解。

身体の延長に楽器がある、いや楽器の延長に身体がある。

まあ、どっちでもいいんだけれどもどんな楽器にしても、

楽器と身体が地続きになったところで音が鳴る。

それは、例えばボールが地面にぶつかる時、

またあるいは水の中にものが落ちていく時、

質の違う2つの物質が出会う時に何が起こるか、

そんなことに似てるかもしれないと考えたりする。

だったらそれもやってみよう。そんなレッスンをした。

4年目だからこそできる遊び。

ドビュッシーの「雪の上の足跡」

残った時間で思いつきのドビッシー作曲雪の上の足跡。

これはプレリュード第一集に入っている曲。

六角形にしてみた、のだそう。雪だから

私の演奏が少し3連符が甘かったので

なんだかそれも描きとってるみたい。

2拍目4拍目のタイのところは音がないけれども独特の浮き感がある。

それも感じてるのがそのままに線に出ててびっくりした。