月に1回、というペースで続けられているTさんのワーク
継続していくことの大切さを痛感したワークでした。
無意識、意識の中に蓄積されていくものは、貯まっていっている間は気が付かないかもしれませんが、確実にその人のキャパシティを広げています。
風のように画用紙を飛び越えてはばたきまくっていたTさんですが、前回に私がつぶやいた(らしい)「画用紙とクレヨンの接触面に自分はいるのだと思ってそこの感触を味わう、」という言葉が 面白いなと思って、やってみたのだとか。
その質感の伝わる美しい円がそこには描かれていました。
同じ円でありながら違うのです。おもしろいなあ。
(例によって、作業中は写真を撮るという行為が思い浮かばず、残念ながら下の 画像はあとからとった自分のものです)
描かれた円の外に描いた時の感想が書いてありました。
速く描く時は魂は内にいて、 画用紙を感じて描く時、魂は外に出ている。
これは、私の意図に近いものを同じように感じておられるのだなと思いました。
感覚というものは内と外の両方に向かって開いています。これまで速く描いている時は内側のものだった、ゆっくり描くと外を感じる、と仰るのです。つまり新しい方向性に目覚めた、ということでしょうか。
どちらが正しいか、という観念的な考えを捨てていくのがこのワークです。
いろんなフィールドが感覚世界にはあります。
これはある時突然わかった、というのではなく、やっていくうちに 準備が整っていた、と考える方が自然だと思います。
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この日のワークは、「歌う名曲ソルフェージュ」1巻のなかの
あの山は イタリア民謡 ヘ長調をしました。
それから、後半、これは 5月からのワークショップの要となっていく スケッチと体感によって自分の中に音を産んでいく作業を しました。これもとても濃い、よいワークになったと思います。
同時に私の方も 手応えをしっかり感じ、確信を得てることができました。
5月からのワークショップも楽しみでワクワクしてきました。
5月東京WSについては こちら→ 2016東京ワークショップ
愛媛生涯学習センターでは5月27日から 音楽スケッチ講座始まります。→ yuyuカレッジ
utena.m.fの音楽プロセス体験
音楽を育むための大前提は、個人の感覚を大切にすること。
感じることと音楽を結ぶためになにをすればよいか、utena music field はそれを模索し続けています。音楽プロセス体験に基づいて、生まれてきた講座や勉強会をご紹介します。





