(2才から)
こんやの するすは
よくかむ するすだ
なんのき するすだ
とつのき するすだ
じゃっこじゃっこじゃっこじゃこ
こんやのするすは
よくかむ するすだ
びゃぐんなっても にひゃぐんなっても
ねーこのこえだば
ぎぎだくね
するす とは石臼のこと。
とつのき =栃の木
ひゃぐ =百
ぎぎだくね=ききたくない
二番になってはじめて、これをうたっているのが ネズミとわかります。
なまりの濁音は、石臼の石のまわる音を連想させます。
「す」は本来すずしい、とかすりぬける、とか、すーっとか、風を連想させるような音ですが、ここでは、するすの最初の「す」は子音を多く重めに発音します。そのほうが重さを感じることができるから。
石臼を回す動作をしながら、うたいます。
重い重い石臼が、粉がこなれてきて
じゃっこじゃっこじゃっこじゃこ、
となるに従って軽くなります。
回す、という動作に、重い、軽い、という質感が加わります。
「音楽を平面に描く」でやっていることと同じですね。
じゃっこ じゃっこ はタッカ タッカのリズム。
タッカ タッカ タッカ タタ。です。
正座して、腰を落として、腕全体で重さを表現します。
子どもは真似しますが、なかなか待てなくて、すぐ速くしたがりますが、
何食わぬ顔で大まじめに、こんやのするすは・・・と、重々しく始めるのが、楽しいですよー。
こういうのをやているうちに、子どもも自然とじっと座れるようになってくるようです。
これはネットで見つけたものですが、出どころがわからなくなってしまいました。