拍の捉え方の多様性が見えてくる
この日のワークは、安定した拍と拍節の感覚を掴む、というテーマを絞ったものでした。参加者は皆さん、音楽を平面に描く のワークは初めて。この日は、洋・邦 それぞれの活動をされている方や、ロックマニアの方、フルート愛好家の方が訪れるということで、私もなにが起こるかわくわくでした。それで、ずいずいずっころばし と時間の捉え方について、じっさいにずっころばしをしながら、それぞれに感じるもののなかから共有できる場所を模索するところから始まったのでした。
導入のずいずいずっころばし。
はじめから面白かったです。
休符とは違ったもの、それは間とも言えると思いますが
日本の音楽ではとても大事だと思います。
4分音符から全音符までのスケッチでは、2分音符が始め難しかったのが、
弧を大きくしたら途端にスムーズになりました。
心地よくなった現象を自分なりに噛み砕くと、おそらく歌えているか、歌えていないか、或いは、フレーズとして捉えられてない差かと思いました。
ただの棒?直線的な音価になってしまうようです。
このあたりの感覚はなかなか言葉しにくいのですが…
他の方のスケッチを拝見して、
音のエネルギーの流れ、上にいくか、下にいくか、曲線的か…直線的なのか、
拍の捉え方の多用性を感じました。
また、違って当たり前という前提を持つことも、
発音原理の違う楽器とのアンサンブルをする上では特に重要だと思いました。
古典から現代の作品、クラシックからポップス寄りの音楽など様々なスタイルの曲を演奏するには、リズムをどう捉えるかがとても重要だと感じています。まずは自分が色々なジャンルの音楽を聴くことをどのように体験し、捉えているか観察してみます。
(初めての「音楽を平面に描く」参加・邦楽演奏家)
追記
「音楽を平面に描く」は、現在音楽を描く(utena drawing )と呼び、ワークショップなどを行っています。
utena.m.fの音楽プロセス体験
音楽を育むための大前提は、個人の感覚を大切にすること。
感じることと音楽を結ぶためになにをすればよいか、utena music field はそれを模索し続けています。音楽プロセス体験に基づいて、生まれてきた講座や勉強会をご紹介します。





