東京での音楽を描く’発展プログラム 第2期が始まりました。

この講座は音楽を描くことによって音楽の実感を深め、感覚を広げ整えていくこと、音楽について対話し、細やかな共有を試みること、そして、音楽を描くという方法の理論に踏み込みことによって、より実践的にこのツールを使っていくことをめざしています。 また、音楽と自分、とか、音楽と人、音楽と社会、音楽と自分の仕事・そんなことについて思惟を深めるきっかけになってもらえたらいいなと思っています。

講座は1日覗いてみることもできますし、6回継続して受講することで、実感をより深め音楽を描く’というツールでできる音楽の理解の方法の全体像が見えてくるものになってくようにしました。

この講座のためのテキストも作りました。これはもう少し整理して、公開できるようにしようと思っています。 音楽、という膨大な情報と、私、という存在の感覚や身体のこれまた膨大な情報、それを 仲介していくのが音楽を描くことの役目です。ですから、その膨大な情報をできるだけコンパクトにおさめ、そこからまた それぞれが講座を受けることで自分の体験の中でふくらませて、楽曲に応用していけるような、そんな種のようなテキストになるように、と思い苦労しました。それで、幾つかの造語というか、なんだろう?とおもわれるようなことばも使っていますが、それは種のようなもので、受け取った人が体験の中で納得してもらってはじめて芽が出て意味になるようなものかもしれません。

 

さて、そんなこんなで、初めての講座。東京は快晴

圧倒的に美しかった富士山とお月さまと都会の景色

いつもの スタジオは半地下になっているので、冷え切っていて、なかなか大変でしたが、管理人さんはいつも暖かで、感謝。

ジャンルのまるで違う人達が、ここで出会い、音楽について語り合うだけでも、相当に面白い場所になってきていると思います。

講座は1月6日と7日の2回行いました。

音楽についてマインドマップを共同でつくりながら、語り合い、音楽のイメージをふくらませていくところからはいりました。

2日目は、自分でもう一度言語化してもらいした。

ことばでは伝わらないもの、ことばでしか伝わらないもの・・・

大事なのは、その人の中でなにが動いていくか、今まで意識や感覚の底に眠っていたものがその人自身の気づきによってゆっくりと浮き上がってくるまでじっと待つこと。現実の音との具体的なかかわり。

音楽の成り立ち、出来上がった音楽ではなく、形成活動をうちに秘めた、構築的・立体的で、多層な、人の感覚が作り上げた時間の織物。

拍・拍子・リズム・音の高さ・ 役割・メロディ・フレーズ・楽曲構成

今回はカタルーニャの民謡「聖母の御子」というシンプルな楽曲を題材に、まる二日間かけて、じっくりととりくんだのでした。こうやって写真をアップしていったり、書きことばで伝えようとすると、視覚的要素だけになってしまいますが、実際には、感覚を総動員してやっていくものであることを共有し、実際それができていたように思います。

2日目のスクイッグル。 非言語の対話。

 


メロディはいきなり、少し難しかったなと反省。
これが実感となるには、時間がかかるものなんだな。前回の発展Pに参加して継続している人たちが最近やっと何か掴み始めているのを観るにつけ、 ああ、でもこれを外すわけにもいかない、と思う。
何度も繰り返しながら、実感につなげる方向を見つけられたらいいと思います。

これらのワークがどこへどのようにつながっていくのかは、その人その人の中の出来事です。簡単な結論や出来栄えではない、なにかが実るのを待ってみましょう。

そして私の中でも膨らんできているもの・・この「聖母の御子」日本語の訳詞ができないかな・・・いつか、ちゃんと楽曲にあったうたがきいてみたいと思います。それをつくるのは私ではなくても、誰でもいいような気がします。

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