クロソイド曲線と音楽

高速道路の入り口のカーブなど、直線と円弧を結ぶときに滑らかな走行ができるように、その直線と円の間に適用されている曲線のことを クロソイド曲線(clothoid curve)、と言うそうだ。

これは自動車でハンドルを一定角度で回した時に車が描く軌道で、長く描くと螺旋が巻き込んで行くようなラインになる。
これこのクロソイド曲線は直線から緩やかにカーブを描き、さらに曲率の深い円から出る時にとおる、というわけ。これによって直線から円周に入る時の非連続性が緩和される。
これで見通しも良くなるし、遠心力に振り回されないで良いし、ハンドルさばきも自然なものになる、という安全で快適な走行のためにとっても役立っているもの。

フリーハンドで下手な図を描いてみたんだが・・

Wikipediaにちゃんと計算して描かれた螺旋のものがあるので、ちゃんと知りたい方はこちらをご覧くださいまし。


絵を描きながら、昔娘の浴衣を縫った時の袖裾の形になんとなく似ているなーと思いつつ・・見た目にも優しげなカーブ。

このクロソイドという名称の由来はギリシャの女神 クロ−ソ・・”運命の糸を紡ぐ”・・運命を決める女神の1人だとかで、なんか腑に落ちる名前。(因みにあとの二人は、糸の長さを計るラシケスと 、意図を断ち切るアトロポス)

さて、音楽を演奏する糸・・メロディラインを追っていく時に、リズムや音の跳躍の勢いに刹那的に反応してしまうと、先の見通しがきかなくなる、ということがままある。そういうときが、音楽を描く’というワークの出番。

先を見通した時、少し手前から一つの山を見越し、山を越えて実のある着地までのラインをイメージすることによって、演奏もしやすくなるし、自然に聞こえるし、そのほうがダイナミックであったり、ということがある。直線からいきなり円周に入る非連続性が危険なのは、車の運転も演奏も同じかもしれない。なんてことを考えておりました、本日。

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音楽ワークショップ「音楽を描く」は
こちら→ です。

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