9月の東京WS日誌

望月通陽のオブジェ

よいお天気に恵まれたワーク期間でした。

最後、飛行機に乗る日だけ雨、新宿でカモミールティを飲みながら思いははや11月のワーク。

でもまずはしっかり記憶にとどめておきたい、今回のワーク

前回、ずっとワークを続けてこられた方が 全調のスケールをピアノで弾かれた様子が自然だったので、

「いつもそのように弾けるのですか、」

と尋ねると、

「前に習っていたころは、主音がここだと、♯がここで・・という手順が大変だったけれど、なにもそのような抵抗なくあれって感じで弾いていました。」

ということでした。

音高のワークはまさにその意図で続けてきたのですが、功を奏したようです。

ただ、私としては、その時は確証がもてなかったそれが、今回、もう一人の参加者の方でピアノにほとんど触ったことのがなかったとおっしゃっている方も 同じように弾けていて、私もやっと、ああ、これがワークの「体験」から学ぶ、ということの実質なんだなと、驚きました。自分が講師してるのにですね、驚きました。いつも驚いてばかりですが・・

拍子で、同じような体験を持たれた方もおられたようです。前回と今回のワークの間に。

きっと谷中さんも想定外のことかも、とおっしゃるので、

いえ、想定内です。と。ちょっと強がりですが。(笑)

一応、そうなるはず、という目安はあります。なぜそうなるか、は分かるのですが、(ここは理論化していきたい)実際何か生まれ始めると、嬉しいですね。お役に立てて嬉しいです。

でもこれは、単なる体操みたいなもの、道具を一つ手に入れただけのことで、ここで驚いて終わったりしないで、まだまだ音楽を追いかけていきましょう!

グループワーク(月)は、もう一度「0から1」 とは具体的に体験としてどう捉えていくか、という仮題を自分に問いかけながらでしたが、おのおのの中で、きちんとイメージがつながってきたのではないかと思いますがいかがでしょうか?

個人レッスンでは、一番印象に残っているのは、なかなかの私としては難曲だった、ジュリヴェ作曲のフルート曲「リノスの歌」。

楽譜が届いた時にはむむむっ!これを2日で解読せよと・・・・と、挑戦状のように受け取った(笑)のでした。

この曲に触れたことで、実は 拍子の分割のあるアイディアに繋がったので、ありがたい課題でした。

特別きまった発声法や、「良い声」という基準がない分野は、どんな風に出会っていけばいいでしょう? これは互いに問を持ちながら、進めていくことにしようと思います。 究極ですね。そう、本当はクラシックだってそうですからね。この問いは大切に育てていこうと思っています。


個人的体験は、松明堂音楽ホールで、丁寧な演奏でのベヒシュタインピアノ初体験でした。

後半になってピアノの音はどんどんなめらかになり、響をたたえました。

うえの写真はその松明堂音楽ホールに埋め込まれているオブジェ。望月通陽の作。

波多野睦美さんのCDジャケットでお馴染み。(かな?)

演奏は辻本智美さんという方。

ここのベヒシュタインは、我が家のディアパソン/ピアノにちょっと似てる気がします。

弦ではなく木の音が聞こえるのが、飾り気なくて、気持ちよかったです。というか、帰りはその余韻でかなり興奮していました。

松明堂音楽ホールは今年で閉館してしまうそうで、詳しい事情はわかりませんが、

ありえないくらい残念なことです。


さて、11月。

通常のワークの他にもすこし新しい企画を考え中です。

 

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