サン・サーンス 白鳥のメロディ

小学校2年生が弾くには、メロディの幅が大きい曲です。多くの子供向けのテキストは5指で届く範囲でテクニックを上げていく、という方法をとっています。例えば、ぴあの どりーむ / トンプソン/オルガンピアノの本/など。うちの教室でも同じような教本を使いながら、きいたかんじと 指の運びが一致するように、意識的に幅の大きな曲なども取り入れています。

先日のドビュッシーの「夢」がゆっくり細かく動いたのに対して、こちらは画用紙いっぱいにゆったりと描きました。(これは年齢や身体性なども考えて、程よい具合を探していきます。)

白鳥

白鳥が羽を広げでゆっくりと舞い降りてくる、

そして、水をひとかきしてまた舞い上がっていく、

というイメージと、

大きな跳躍のとき手首が緊張しすぎないで 余裕を持って動くこと は、無関係ではない、と思ったからです。

そして、実際の白鳥の大きさや、仕草などの話をしながら描くと、子どもはとても喜びます。

そこに、単なる想像ではない、必然性を子どもなりに感じるのだと思います。むしろ子どもたちのほうが、そういうことに敏感であるかもしれません。

最初は音を一つ一つたどるようにして届かないで頓挫していたのですが、スケッチワークのあと、音名で歌って確かめ、再びピアノへ。ふたフレーズ分のメロディ、あっという間に ものにした2年生でした。

このワークはフレーズスケッチになります。

私自身も 「夢」との対比で、いろいろ面白い発見があったワークでした。

 


東京での先生向けの講座始まります。「音楽を平面に描く」を本当に子どもたちに役立てるためには、音楽プロセス体験の重視 という観点が欠かせません。前半の「音楽を平面に描くグループ・ワーク」では自分たちのためのワークをしながら実際にそれを体験して、後半の「子どもの音楽スケッチ」では、具体例をやってみながら、どんなシーンで、どんなアプローチができるか、考えていきます。

詳しくは 東京ワークショップ2016 を御覧ください。

 

 

音楽ワークショップ 「音楽を描く]については こちら↓